運転免許証に記載された「12桁番号」の全ての意味とICチップの役割がわかります。門真運転免許試験場での免許更新にて、運転免許証は新しくなりました。新しい免許証に記載された「12桁の番号」にはどんな秘密があるのでしょうか?
目 次
運転免許証番号 12桁に隠された情報を説明します
運転免許証の番号欄には12桁の番号が記載されていますが、
それぞれが区分されて、様々な情報が隠されています。
① 左端 最初の2桁の番号には・・出身地の番号が
この2桁の番号は、運転免許証の交付を「初めて」受けた時なので、
出身地の可能性が高くなります。
こちらの番号には、各都道府県の公安委員会別に割り当てられた番号が記載されます。
・大阪ですと 62が最初の番号となります。
たとえば、90ですと免許取得時には福岡に居住していたのがわかります。
なぜ出身地の可能性が高いかというと、
親元にて16歳、18歳~で在学中に原付免許や普通運転免許を取得する可能性が高いためです。
もちろん例外もありますので、ご了承ください。
② 次の3番目と4番目の2桁には・・
初めて運転免許を取得した西暦の下2桁が記載されています。
・1990年生まれですと、90になります。
③ 5番目から10番目までの6桁の数字には・・
都道府県ごとで重複がない管理用の連続番号です。
番号が見やすいように赤い網線がかけられています。
④ 下2桁の11番番目の番号は・・?
これは入力ミスの確認用番号です。
下2桁目はチェックディジット(check digit、検査数字)という、
入力時の数列の誤りを検出する数値です。
⑤ 最後の1桁、12番目の番号は再発行の回数です。
0の数字なら再発行なしで、2なら再発行は2回あるという意味です。
紛失や盗難、戸籍の変更などで再発行を受けると、こちらの番号が加算されていきます。
10回再発行を受けた時には0となります。
免許の更新や区分変更時には、この番号は変わりません。
交付年月日の右横に記載された⑥ 5桁の番号は?
各都道府県の公安委員会で使用する内部検索用照会番号です。
交付した運転免許試験場・警察署の番号や、交付日によって連続番号で記載されています。
運転免許証で違反歴や前科はわかるの?
運転免許証番号からそのような過去歴がわかるような事はありません。
交通違反をされた方ならわかると思いますが、パトカーから無線で照会センターにその都度確認しています。
免許証の更新までの期間は3年、5年とありますが、その間に違反や犯罪をしても、発行されて記載された免許証番号ではその番号情報が反映されません。
しかし、ICチップを内蔵していますので様々な情報を埋め込むことは可能です。
将来は・・個人の重要な情報が記録されるかもしれませんね。
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